Shizuokafusuma

すき間を
つくらない技術

正確な計測技術で実行される発想の転換

設計図通りに建築しても、ほんの僅かなズレが生じています。一般的にはこのズレを部屋の出入り口や押入れなどの開口部に集約しているため、扉や襖を施工する職人(技術者)が枠に合わせて建具を削るなど、現場合わせで調整しています。そのため職人には高い技能が求められると同時に、手間を強いられることになります。そこで当社は、枠を計測しそれに合わせて扉を仕上げることを考えました。どんな複雑なオーダーにも対応してきた当社であれば技術的には自信がありました。しかし問題は正確な計測データをどうすれば入手できるか、ということでした。そこで当社では、レーザー光線を使用し、扉やドアの開口部の寸法をワンタッチで即座に、正確に測ることができる計測器を開発。現場への普及を目指しています。

■引き戸 枠の曲がりに合わせた戸
枠の曲がりに合わせた戸
■引き込み戸 壁の曲がり + 枠の曲がりに合わせた戸
引き込み戸1
引き込み戸2
■光・電子技術との融合

静岡県西部の各市町では、光・電子技術を活用した未来創生ビジョン『PHOTON VISION』を立ち上げ、光・電子技術と従来技術の融合と発展を図るなど、地域創生に向け行政・大学・産業界が一体となって取り組んでいます。

当社もこのプロジェクトに参画。扉や引き戸、襖の木枠の歪みをワンタッチで瞬時に、そして正確に計測するレーザー計測器を開発。さらにクラウドを用いてビッグデータ化するなど、より実用性並びに付加価値の高いサービスを提供、施工現場における利便性・生産性の向上を目指しています。

光・電子技術との融合
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大きな扉をつくる技術